このコーナーでは、友人A氏(某県庁勤務:若い時、税金徴収係の経験アリ。というか若手は必ず担当させられるのだそうです)から聞いた話をご紹介します。

以下、A氏談
(個人が特定されないように、実際にあった出来事に少し脚色しています)

 

皆さん、日本国民として必ずしなければならないことってなんだかご存知ですか?

1. 教育を受ける義務 (ほとんど権利と言ってもいいですが・・・)
2. 勤労の義務 (まぁ、働かざる者食うべからずということで・・・)
3. 納税の義務 (節税と脱税は違います!!)

この三つが、俗に言う「国民の3大義務」なのであります。

サラリーマンの方は、源泉徴収というありがたい制度(徴収係にとって)のおかげで、きちんと税金を納めています。
(医療費を10万円以上支払った場合や災害にあった場合など、確定申告によって払いすぎた税金が返還されることがあるので、面倒くさがらずに確定申告、してくださいね!)

でも自動車税は、納税者が自ら銀行やコンビニなどに行って支払う税金です。
というわけで、意図的かどうかは謎ですが、滞納する人、結構いるんですよねぇ。。。

通例、税金を滞納すると「督促状」というものをお送りします。
普通は「督促」という言葉に驚いて、納税して頂けるのですが、それでもお支払い頂けない場合は、善良なる日本国民の公僕たる税金徴収係が各個人のお宅まで、「税金を払ってください」とお願いに行くのです。

そこで経験したエピソードをご紹介しますと・・・

 

1. ある高齢者のお宅にて
こちらが税金徴収に来た旨伝えたとたん、(それまでは丁寧に応対してくれていたのに)突然耳が聞こえないフリをされた。

2. その筋の関係の人のお宅にて
「(金が)無いのだから払えねぇ!!」とすごまれた。そのまま引き下がるわけにいかないので、丁寧に交渉。このままではラチがあかない、ということになり、事務所の方へ連れて行かれた。(少々ビビリながら)組長、いえ事務長さんに事情を話すと、事務長さんは「堅気の人に迷惑をかけた」と激怒。落とし前をつけるために、「小指を持って返ってくれ」と言われた。小指は必要ないので、現金でお支払い頂けるよう、交渉。

3. ある一般のご家庭にて(その1)
20代の若者が滞納。住所を探して訪ねると、母親らしき人が応対。「息子とはもう何年も会っていないのです・・・」などと、さめざめ泣かれる。
結局、ご家族&税金のために息子さん探しにひと役買うはめに・・・。
(自動車を購入する時の登録住所は実家。その後、家を出る若者の場合、たまにこういうことがあるのです)

4. ある一般のご家庭にて(その2)
徴収に行く時は、「必ず2人ひと組で行く。そのうち一人は女性職員。絶対、室内には入らない」と決まっているお宅があります。理由は・・・セクシー衣装の奥様が迎えてくださるからです。そして、あの手この手で税金を払わなくて済むように交渉してくるのであります。

5. ある一般のご家庭にて(その3)
こちらの身分と訪問した目的を話したとたん、「お許しくだせぇませ。お代官様〜!!」と拝まれた。

 

A氏いわく「徴収係と言えども鬼ではないので、払う意思があるのならいきなり差し押さえなんてしません。なんとかお支払い頂けるような方法を一緒に考えていきたいと思っています。」とのこと。

考えてみれば、貴重な人材をこんなことに使うなんてもったいない話です。
役所の仕事をスリム化させて私達の払った税金を少しでも有意義に使ってもらうためにも、きちんと期限内に自動車税、払っていきたいものであります。